このシリーズは、オオウエが和紙見本帳を作った際に残った和紙をメモ帳として仕立て直したものです。在庫がなくなり次第、販売が終了となりますので、ご了承ください。まさにおすそ分け商品です!
問屋の選ぶ和紙:日本古来の和紙原料 楮(こうぞ)
長い繊維で、強靭な紙が作れる、楮(こうぞ)。
どんな地域でも比較的簡単に育つということで、全国で栽培されましたが、
現在では手入れをする人も需要も減ってしまい、数は減少。高級和紙の原料となりました。
パルプで作った和紙が悪いわけでは全くありませんが、やはり楮が和紙本流とも言えます。
そんな楮を使った和紙を紹介します。
全ての紙に3か所の名前と全紙寸法、紙目、包み枚数が入っています。
気に入った和紙は、問い合わせていただけると購入可能です。

土佐和紙:麻布
高知県の土佐和紙。
落ち着いた色目、ラフな肌触り。
でもそれでいて表面の強度もあるので印刷や筆記に向く。
まさに、「大人な和紙」の風格です。

土佐和紙:楮色和紙 生成色
高知県の土佐和紙。
麻布と同メーカー。
曖昧で微妙で、それがとても日本的な色目。
楮を使うことで、独特のムラのある地合いを作り出しています。

土佐和紙:楮色和紙 鶯色
高知県の土佐和紙。
まさに日本の色。
楮の醸し出す雰囲気があります。

土佐和紙:楮色和紙 灰桜
ここまですべて同じ土佐和紙のメーカーです。
灰桜とは、やや灰色がかった桜色。
明るいだけではない奥ゆかしさやはかなさを表します。
こちらも、大人の和紙にふさわしいでしょう。

阿波和紙:葉月 未晒
徳島県の阿波和紙。
楮の繊維を束ねて、雲のような模様を描きます。
落ち着いた色味の中に、どこか荒々しさも感じられます。
