和紙の種類 大礼紙とは?
大礼紙(たいれいし)の特徴
大礼紙は和紙の一種で、昭和天皇が1928年(昭和3年)に即位された際に行われた「大礼の儀」にちなんで
名づけられた福井県越前市(越前和紙)が発祥の紙です。
模様の表現
紙の表面に「華(はな)」と呼ばれる短めの繊維(楮を加工したものやレーヨンなど)がランダムに漉き込まれて
いるのが最大の特徴です。
質感・風合い
比較的滑らかで羽毛のような繊維が、紙に優雅な模様と高級感を与えています。繊維が短く模様が控えめで、
紙全体としては非常に上品で洗練された印象になります。
「大礼紙」という名称は、越前和紙協同組合の登録商標になっているため、本来この名前を使えるのは越前和紙の
製品に限られています。ただ、「華」の模様を持つ大礼柄の紙は他の和紙産地でも作られています。
おすすめの用途
「大礼の儀」に由来する名前の通り、その格調高い見た目から、冠婚葬祭などのフォーマ ルな用途に広く使われています。
包装・ラッピング
和菓子や日本酒など、和風ブランドのパッケージ、タグ、帯紙などに使われます。華やかながらも落ち着いた雰囲気があり、
より高級感あふれる印象にしてくれます。
印刷物
挨拶状、礼状、招待状など格式と美しさが求められるシーンやお祝いの席に最適です。
表面に繊維が漉き込まれている和紙として、大礼紙と雲竜紙は幅広い用途で使われています。どちらかを選ぶか迷った際には
「上品な格式」を重視するか、「華やかな模様」を重視するかで決めるのも良いでしょう。