光と和紙
古くから密接な関わりを持つ”光と和紙”
本記事では、そんな和紙と光の関係について触れていきます。
※和紙業界入りたて超絶新人が書いております。お手柔らかに。。
”光と和紙”そう聞いて、まず皆さんが想像するのはどのようなものでしょうか。
私は、提灯(のようなもの)を思い浮かべました。
このなんとも言えない優しい光、なんか良いですよね〜。
街灯ほど直接的に照らしてくるようなまっすぐな光ではなく、優しく見守られているような”まーるい”光。
心が落ち着きます。
ちなみに提灯には詳しくないので、この提灯がどういう種類の提灯にあたるのかは分かりません。(笑)
和紙と建築家・隈研吾
光と和紙。
この組み合わせは、昔の人にとって夜道を歩く上で必要な”道具”として認識されていたかもしれません。
しかし、光が生活の中にあることが当たり前になった現代では、
”夜道を歩く上で必要な道具”だと認識している人はあまりいないでしょう。
わざわざそんな不便な道具を使わなくても大体の夜道は暗くないです。
街灯がある。
東京は眠らない。(笑)
しかし、そんな現代でも、光と和紙の組み合わせは必要とされ続けるかもしれません。
例えば、建築家・隈研吾さんが獺祭ストア本社蔵のために作った
”酒吊りライト”
(実際に商品ページを見たい方はdesign shopで見ることができます)
私はこの製品とストーリーを見た時に、
光と和紙の組み合わせには、「特別な価値があるかもしれないぞ」と感じました。
ちょっと難しそうな言葉で言ってみると、”情緒的価値”っていうみたいなのですが、やっぱり難しそうなので無視します。
なにが言いたいかというと、「なんか、心がぽかぽかする光やん!他にないやん!」ということです!(雑)
もしかしたら、日本人ならではの感覚なのかもしれませんが。。
ちなみに、この酒吊りライトは因州和紙の産地鳥取県にある
谷口・青谷和紙株式会社というメーカーさんの立体漉きという技術で作られた和紙を使うことで実現したそうです。
【参照:https://story.nakagawa-masashichi.jp/77484】
立体漉きなんてどうやるんだろう。。
気になる。
※門外不出の技術だそうです
いつか話を聞きに行ってみたいな〜。
デザイナー×石州和紙職人
ここまで和紙×光について書いてきました。
ここからは光る和紙について書いていきます。
どういうこと?と思った方もいらっしゃるかもしれません。
これは、ソトコトというSDGsに関するwebマガジンに載っている記事で知った話なのですが(参照:https://sotokoto-online.jp/local/2671)、
デザイナーのヨナス・アルトハウスさんという方と石州和紙職人の方々が共同開発された電導性和紙というもので、
和紙の製造工程でカーボンファイバーを一緒に漉き込むことで、
和紙に触れた際に光るという特性を持たせました。
このことによって、和紙を見ることはあっても触っていなかった人。破れるかもしれないから触れなかった人に和紙に触れてもらうことができるという訳です(すごい)。
和紙のアート作品。
まだまだ和紙には未知の可能性があるかもしれないと思わされるような内容でした。
ご興味ある方はぜひ一度読んで見てくださいね!
おわりに
今回は、光と和紙について書いてみました。
少しだけでも、”光と和紙”について考えるきっかけになれば嬉しいです。
(少し短くなってしまったかな〜と反省中です)
もしかしたら、「光と和紙 第2弾」みたいな記事がいつか載るかもしれません。笑
以上、今回の新人ブログでした〜。